問題発見解決力は創造力の一つ

創造力は重要!

ITの影響がもっとも大きいと思いますが、社会の変化速度は以前と比べて確実に上がっています。
さらに日本においてはこれまで保ってきた社会機構が行き詰っており、根本から見直さなければ厳しい状況になっていると感じます。
これらの変化に対応していくには、新しい何かを生み出したり考えつく力、すなわち、創造力は欠かせません。
もちろん、変化についていかない、無視するという選択肢もあります。
ですが、周りが早い速度で変化するという状況では、維持どころか衰退を招いてしまいます。
それでいいでしょうか。少なくとも私は良しとはしません。
もし創造力が身につけば、変化についていけますし、その状態ならもう変化は怖いものではなくなります。

人工知能には出来ないこと

また、今や人工知能が発達しており、答えや答えの出し方が決まっているようなことはどんどん人工知能に置き換わっています。
人間よりも圧倒的に高速で疲れ知らずで処理してしまいます。
逆に言えばそういったことは機械に任せて、人間は人間にしかできないことをすればいいのです。
人間にしかできないことの一つが、創造です。
人工知能もこれまでになかったような新しいことを考え出すことはできます。人工知能ごとに個性があるようにも見えます。
しかしそれはあくまで、ある一つの課題を達成するために与えられた思考法則と限られた範囲の情報から導き出される範囲内でしかありません。
人間は違う思考法則を見出す事もできますし、直接は関係なさそうな範囲の情報(生死の概念など)も含めて答えを出します。
本質的に全く違うものです。人工知能の答えが人間社会には受け入れられない事も多いでしょう。

もっと当たり前に

創造力というと大発明とかすごいイノベーションとかそういったものをイメージするかもしれません。
しかしそれは大きくて影響力の強い創造を成したということであって、大きくなければ創造ではないとか、皆が認める結果を出さなければ創造ではない、とはなりません。
身の回りで起きる問題を解決したり、自分や身近な誰かの助けになるような事を実現したり、身近な誰かに感動や知見をあたえることができたら、もっと快適な人生が送れるはずです。
たとえ誰かが既に出した答えに似ていても、他人に教えてもらうことなく自分の力で答えを出せることが創造力なのです。
そもそも皆それぞれ状況は違うわけですから、どこかにぴったりの正解なんてないわけで、似てるかどうかを気にする必要すらありません。
創造力を発揮する人が増えれば、いつしか誰かから大発明とかすごいイノベーションが生まれることも多くなるでしょう。
それを成すのははあなたかもしれません。

伸ばせる能力です

会話する時に、会話の時につかう文章のリストから話す内容を選んでいる人はいません。
相手の意図を理解し、話したい事や文脈に応じて言葉を組み合わせて、時には新しい言葉を作り出して新しい文章を生み出しているはずで、それが小さいながらも創造するということなのです。
創造力は誰でも持っている力です。
既に持っている力であれば伸ばすことは可能です。
この100年で人類の平均IQは上がっているという調査があります。当然個人差はあるけど平均は上がる、ということは誰でも上がる。
創造力だって同じで、普段から鍛えていれば伸びるはずです。

創造力の分類について

創造力についてはきっかけともたらされる結果から大きく3つに分類できると考えています。

  • ふと気づいた何らかの問題を解決する「問題発見解決力」
  • 知的好奇心から研究を重ねて真理を見出す「真理発見力」
  • 思いついたことを表現・実現する「ひらめき実現力」

創造力でよくイメージされるのは3つ目かと思いますが、新しいことを生み出すのが創造とすれば全て当てはまります。
そしてこのサイトでは1つ目の「問題発見解決力」に焦点を当てています。

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